2012年6月23日

八方池ルート調査とその先


来月の連休の予定が決まり、その下見と称して八方方面へ。
予報によると週末は梅雨の晴れ間になるとのことだったので、今週末を逃す手はないと2,3日前から天気予報をチェックしてたのだが、そこは最近精度が酷いとウワサのWeathernews、前日は土曜の午後からのみ晴れだったのが、当日起床した段階では日曜も一日晴れ。外を見ると、山には低い雲がかかっている。あ~ぁ、どうしよっかなぁ、でも折角早起きしたし、買った靴の慣らしもしたいし、と重い腰を上げて出発。





途中安曇野付近で雲の切れ間から青空がほんの少し見えたものの、白馬村内では相変わらず低い雲。ひょっとしたら雲の上に出れるのではという微かな期待を持ってゴンドラに乗る。

兎平も相変わらず。

何度も来ている場所だけど、風景が白くないのは新鮮。

とはいえすっかり外したなぁ。


なんだか地面が低いなぁと思ったら搬器を架ける高さが冬とは違うとかこういう地形なのねー、と思いつつアルペンクワッド乗り継ぎグラートクワッドへ。。もう天候への期待はすっかりなくなり、ぼんやり風景を眺めていると突然、


五龍と鹿島槍が。

ぃやっほーぅ。

八方池山荘前からは雲海が。気分上々で準備して、8:50登坂開始。




ゴンドラ乗り場前の駐車場に観光バスも停まっていたし、渋滞とはではいかないものの、人出はそれなり。にしても結構な斜度で、しかも岩場。すぐに心拍が上がってしまう。脚は問題ないからペースは保つが、時折写真撮影(の名を借りた休憩)をしながら9:30過ぎに八方池到着。池はまだ溶け始めでほとんど雪渓。

帰りにゆっくり見るとして、先へ進む。10分ほどあがると、こんな場所が。

事前に仕入れていた情報によって雪渓歩きがあるよ、ってのは知っていたけど…。ここがルートすか!?




ペイントマークがあるからそうなんでしょうね。
まぁ周囲の登山者みても、アイゼンもストックもピッケルもないのは自分ぐらいっすよ。でも、アイゼン装着している人は少ないし、ピッケルもぶら下げいているだけで使ってはいない。気温はそこそこあるし、踏めばつぶれるザラメだから一歩一歩足場を作れば登れる。



とはいえきついわ。藪もあるし、行けるところまで行って引き返すつもりだったけど、どうしよう。。。

扇雪渓の手前、丸山ケルンが見える開けたところで休憩しつつ考える。ここで引き返すか、更に先へ行くか。




その先のルートは、


ズームしてみると、



やっぱりあそこ登るすか!?
よく見ると赤いマーキングあるし、足跡あるし。登りはともかく疲れた脚で下らないといけない
ことを考えると、アイゼンないのはキツイかもなぁ、って悩むのに、時間使いすぎた。だってね、ここから見てる風景だけでも満足度高いし、汗が乾いて気持ちがいいし。

散々悩んだ挙句、上を目指して再出発。結果判断は間違ってなかったことになるんだが。。。f^^;

再出発から15分ほどで丸山ケルン通過。
その後は稜線上をひたすら前進。足元ばかり見てると精神的に疲れるが、ふと横に目をやると、白馬岳の見える位置が少しずつ低くなってきてるのが分かる。


五竜も鹿島槍もよく見える。 



にしてもまぁそれなりの緊張感を強いる道。





少しずつ脚の疲労を実感しつつ、どうルーティングするっすか?

って場所を越えると、唐松岳山頂山荘の屋根が。

そのまま山荘を通過して、15分。唐松岳山頂到着。

山荘から山頂へは単独アタック、

山頂独り占め。わーい。

立山も剣も





となりは白馬岳、


妙高だの火打だの戸隠だの、もうおなかいっぱい。


すごく気持ちがいいけど、あまりゆっくりもしてられない。11:45に下山開始。
山荘までの道のりで、脚に力が入らなくなってることに気づく。
ハンガーノック気味!?
途中水とライトミールブロックしか摂取してないからなぁ。山荘前でおにぎり一つとチョコレートを
入れて、下山再開。

稜線をたどって、観光客でにぎわう八方池素通り^^;
疲れと面倒くささと重なって、ま、どっちもいいかなと。

14:00に八方池山荘に到着。グラート、アルペン、アダムを乗り継いで無事下山完了。

で、懸案の雪渓下りはというと、どうということはなかった。というよりむしろ、楽しかった。事前に色々と調べる中で「尻セード」という単語が幾度となく出てきた。
ようはシリで雪の上を滑ってくること、らしい。で、その元になった言葉が「グリセード」、登山靴で雪上を滑ってくる技術。自分としては板外してブーツで滑るという解釈の方がしっくり。もちろん、氷結してない斜面だからこそ、出来るんだけど、結構楽しい。あっという間に雪渓区間通過。まぁ板があったらもっと楽しいであろう中斜面がいっぱいあったけど。

板といえば、いつも冬場に八方池に向かって登っていく人が何人もいるんだが、どこから滑走するんだろう。今回下山しながら、それらしいポイントを探してみたものの、わかんなかった。ま、残雪もない状態では当然といえば当然か。。。




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