2009年8月31日

la vuelta etapa 3

Kölnを後にして再び高速道路をひた走る、目指すはオランダVenlo、この日のブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージのゴール地点となる町。

事前に分かっていたことといえば、

スタート地点
ゴール地点
おおまかなコース

だけ。ルート詳細もわからんで、どこで観戦するかなんて作戦もままならず。
開催後、立派な公式Websiteに変貌(帰国後見てびっくりしたぞ。これがあればもっと楽だったのに~)したけど、直前まではめっちゃショボかったのです。。。やる気あんのか?と本気で思った。
そこで、もっと詳細なルート解説はないかとWeb上を調べまわったが、公式ページと大差ないものばかり。その中でもいくらかマシなものを元に、コースを妄想。それをGoogle map上に作画してプリントアウトするという、原始的というか単純というか、本当に意味があるかどうかわからない下準備を実施。なにせゴール地点の正確な場所すらわからんので、Venloに行ったはいいが、それからどうするの?という状況になりかねない。が、もうそこは多分この辺なんでない?という根拠のまったくないアタリをつけていく。そんな自作地図を携えて観戦ポイントを探そうというのだ。



61号線の終点はそのまま国境、無事通過。
さて、どこ行こう?まずは駅へいってみるか。何か情報あるかもしれぬ。というわけで、




駅前に来てみた。



こんな旗もなびいているので、開催されているのは間違いない。が、その他にブエルタを想わせるようなものは何もない。とりあえず駅のインフォメーションに行けば何かあるかも、ということで、駅構内に侵入してみるが、そんなものはどこにもない。が、切符売り場の片隅にこんなものを発見。



開いてみると、



書いてあるじゃん!

驚いたことに自作コースマップで予想したゴール地点とほぼ同じ。さすが>俺。と自慢している場合ではない。それ以外は何も分からないのだ。実はラインレースの観戦は初、基本一箇所でしか見られない。となると折角なのでゴール地点で見たい。その方が終了後ドイツ内の今日の宿へ戻るのも来た道もどればいいので楽チン。でも、それまでここで待つのか?

この小冊子には、レースのスタート時刻、ゴール想定時刻なども記載されていない。前日までの"J Sportsの放映時間"(なぜ?)からゴール時刻を想定して、それまでにゴールに戻ることとし、その間はコースを遡ってみようということに。もし交通規制の始まるエリアに突入すれば、そこで観戦するもよし、とフレキシブルな(?)作戦を立てる。







徐々にN271を北上、しかしそれっぽい雰囲気はどこにもなく、本当にここで間違いないんだろうか、と疑心暗鬼になりつつ、ついにコース逆走はドイツ領内に。すると、交差点付近で交通封鎖の鉄柵が準備されているのを発見。どうやら間違いはないらしい。


こんなたて看板もあるし、テレビクルーもいるし。
どこまで来たかというと、


の交差点。えっ?分からんと?
ここはKleveという町。100km過ぎのスプリントポイントがある町だ。スプリントポイントがあるというのも、現地でノボリを見てはじめて知った。Venloを出てからここまで1時間以上北上してきている。土地勘が全くないから、本当にゴールを見るからもうそろ戻らないとねー、交通規制もあるしー、と思いつつ、トイレを探したりして町をウロウロしてたら、交通規制が始まってしまった。覚悟を決めてこの町で見よう。その後ゴール地点へ移動して、アワヨクバ、2箇所で見てやろう。というわけで、



私も、交通規制のお手伝い。
いや、引きずろうとする鉄柵が引っかかったのをちょっと持ち上げたのがきっかけで、そのまま持つことになったのは内緒です。上下コロンビアブランドの服装です。。(関係ない)

「Vielen Dank.」
って言われてしまいました。いへいへ、このぐらいのことは。
しっかし、規制が始まってからが長かった。当然周囲には事情を知らない車の列が出来始め、




警察官は、




事情説明に追われる。おとなしくUターンする人もあれば、食って掛かる人もいる。やっぱりヨーロッパでも大変なんだね。




オランダの警官です。ドイツの警察車両も走ってます。となりにいたおにーさんの質問に答えてました。どうやら、「誰が逃げてるの?」の回答だったようで、全く知ってる単語が出てこなかったので、知らない選手ばかりの模様。そんなこんなで待つこと50分。

わたくし、動画班ではありましたが、デジカメのおもちゃ動画機能であることと、サングラスしたままファインダーのぞいてるんで、露出がメタメタになっており、非常にしょぼしょぼな画ではありますが、一応。静止画の方はかみさんが取ったこちらの方を。(準備中)

まずは、逃げ。




やがて、集団。



サブのチームカーはここからルートを外れて、ゴール地点あるいは補給ポイントへ先回り刷る模様。なるほど。

まぁ我々も同じことをやろうとしているわけです。ゴール地点はここから90km先。集団の平均時速を40~45km/hぐらいだとすれば、追っかければゴールに間に合う、というわけ。もちろんそのままオランダ領内を追っかけても、交通規制の網に引っかかるので、ドイツ国内を南下して再びVenloに行く作戦。一般道をそのスピードで合法的に移動できる、ドイツだからこそなせる業。
ところが、結構しんどかったんだ、これが。高速道路を使うとかなり大回りになってしまうため、一般道を選択したまではいいが、まずKleveの町を出るのに結構な渋滞に巻き込まる。オランダナンバーの車が結構いるなぁ、みんな考えることは同じなのか?と。逆にその車についていけばいいんでない?という短絡的発想も信号に阻まれさようなら。町を抜けると、いたるところ工事中の通行止めで全く予定通りに地図をトレースできない。

それでも一心不乱に走り続けて、Venlo帰還。
と、鈴なりの人。




ゴール1km手前。
ここまできたら、ゴールになるべく近いところへ、いけるところまで行ってみよう。というわけで、



まぁ人の頭しか見えないわけで。大型スクリーンで展開を確認しつつ・・・。
動画は雰囲気だけ味わってくダサい。




ゴール後は、表彰式目指してコース上を。

が、その後はカメラの設定で右往左往してたらバッテリーが切れ、再起動できずそのまま表彰式終了・・・画撮れず。

一枚だけ、


コルクは抜けなかったようで・・・。

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